2010年02月

2010年02月26日

高校の公式HPに公演情報が掲載されました。

私たちの所属する慶應義塾高等学校の公式HPに、演劇部の公演情報が掲載されました。

http://www.hs.keio.ac.jp/news/news_detail.php?news_id=1267183098

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公演まで残り2週間!

大分更新が遅れました。申し訳ございません。
公演に向けての準備は順調に進んでおります。


役者は台詞が入り、動きの段取りも身についてまいりました。

シーンごとの心の微妙な揺れ、特に登場人物の心情や信条が変化していく様がこの芝居の醍醐味であるため、今後は内面の葛藤をぐいぐいと引きだせるような演出をしていければ、と思っております。

休憩中にもキャスト自ら進んで読み合わせをしていたり、また役に向かう姿勢も大変真摯で、演出する僕としてはとてもやりやすい現場が作り上げらております。嬉しい限りです。


舞台セットや音響、衣装など、スタッフも素晴らしい仕事をしてくれています。スタッフは表に出る役者たちを裏で支える大黒柱。スタッフの仕事によって、芝居は何倍も出来が違うものになるはずです。

今のスタッフは、演出家の無茶な要望にもすぐに応えてくれるため、張り切って無茶を言える環境です(笑


なんだか身内褒めの記事となってしまいましたが、それも部員一同の作品に対する思いがそれだけ強いのだということを、知っていただきたいがため。内輪盛り上がりになりがちな「高校演劇」では決してありません。

ご予約、お待ちしております。

(酒井)

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2010年02月14日

明日より…

明日より、部活の先輩である田中雄一朗さんが主宰する劇団ロズノワールの手伝いに部員一同行ってまいります。
同じ千本桜ホールでの公演ということもあって、下見兼予行演習的な意味でも、僕らの公演のプラスになるのではないかなあという下心を秘めていたりもします。

田中雄一朗さんは文学座付属演劇研究所卒業の現在大学四年生。
『ケージ』では照明のアドバイザーとしてついていただく予定。
部活のOBということもあり、多くの面倒を見てくださっております。

以下、劇団ロズノワールの公式サイトですので、ご参照くだされば幸いです。
http://www.rosenoir.org/next.html


公演情報を見ていただければわかるように、映画監督をしている友人の手がける素晴らしい出来のフライヤーも完成し、着々と公演への準備が進んでおります。

脚本、演出とも満足のいく作品に仕上がりつつあります。
お客様一人のご予約が部員のさらなるモチベーション上昇となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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2010年02月09日

脚本最終稿脱稿!

はじめまして。作・演出の酒井一途と申します。
以後、どうぞよろしくお願いいたします。


つい先日、今作品『ケージ』の最終稿を脱稿しました。

昨年の5月から構想を温めていた作品が遂に一段落ついたということで喜びもひとしお。初稿で幼稚だった部分などを訂正し、なかなかの自信作に仕上がったのではないかな、と自負しております。

基本はシリアスな会話劇ですが、サスペンス的要素や恋愛要素も混ぜることで、自分で思った以上に多彩な色を出すことに成功しました。

しかししかし、まだ戦いは始まったばかり。
むしろこれからが本当に血みどろになる戦場です。


演出。

脚本家としての仕事は終わりましたが、次なる仕事は演出家。
一介の高校生ではあるものの、DULL-COLORED POPをはじめとした数多くの現場を目にしてきて、そこから、ただの真似ではない自分なりの方法論を導き出しました。

ほとんど初心者であった前回夏公演の演出をしたときとは違い、今回は一つ一つ丁寧に、かつ大胆に、観客の方々に脚本の意図が伝わるよう演出をしていくつもりです。


そして、最後に作品を完成させて下さるのはお客様自身。

僕は作品の中で問題提起をし、様々な角度から物事を見て、最終的に観客の皆さま自身にその問題について考えていただくことを目的に脚本を書き、演出をしています。

物語を完結させないという意味ではありません。
物語は、一つの作品の中で始まり、そして終わりを迎えます。

重要なのは、物語から受け取った思考の欠片。
そこから発展させて思考を進めることで、何か大きなものを生み出せる可能性があります。解答を観客の皆さまに委ねることで、より幅は広がり、様々なことを考えるに至ることができます。

ですから、作品のなかで解答まで提示してしまうことほど、野暮なことはありません。それでは観客の予断や反論を許すことなく、作品が完成してしまっているのです。これは一種の強制であり、思想の押し付けであります。

問題意識を、作り手側が提示することで、観客の皆さまに思考していただく。それによって、小さな小さな力ではありますが何かしら世界に影響を及ぼすのではないか、そう思うのです。


高校の部活の公演であり、また無料公演ではありますが、貴重なお時間と、足をお運びいただくご足労に見合う以上の作品を作るべく、思考錯誤して参ります。

ご予約、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。


酒井一途

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